ツポを刺激して、ぐっすり眠る

指圧や鍼、灸などでツボを刺激することによって体はリラックスし、心身ともに休まります。東洋医学では、人間の体は「五臓」(肝、心、肺、胃、牌臓)と「六腑」(胆、小腸、肖、大腸、膀胱、三焦)によってコントロールされていると考えられています。その五臓六腑を流れるエネルギーの道を「経絡」といいます。また、その流れが悪くなりやすい場所を「経穴」といいます。この経穴がツボです。

エネルギーの流れが滞ると、肩こりなど、いろいろな症状が体に現れてきます。ツボ療法とは、滞った流れをスムーズにするために「経穴」に刺激を与えることです。

全身では14の経絡があり、この流れに沿って365か所以上のツボがあります。体の構造とツボとの関係は、古くからの経験と研究によって明らかになっています。ツボの道に沿って、圧力を加えたり(指圧)、温めたり(灸)、鍼を刺したりなどの処置をします。

安眠効果のあるツポ療法

神経の高まりを抑えて、眠りを誘うツホ

行間……足の第1指の内側のつけ根にあるツボ。右足は右手の親指、左足は左手の親指で強く指圧します。

合谷……手の甲の親指のつけ根部分で、骨の間の三角ゾーン中央にあります。もう一方の手の親指で指圧します。

寝つきをよくするツボ

中封……内くるぶし前方のすぐドにあるツボ。右足のツボは、左足の膝の上に右足をのせて、左手の親指で指圧します。左足も同様に行います。

ゲキ門……腕の内側、手首とひじの中間点にあります。指圧は少々痛いくらいのほうが効果的。

隠白・大敦……隠自は足の第1指の爪の生え際の外側から2ミリのところにあります。大敦は同じく内側2ミリのところです。親指と人さし指で足の爪をはさむようにして指圧すると、両方いっしょに指圧することができます。寝る前に左右の指を5分間くらいずつ行うとぐっすり眠れます。指圧はゆっくりと力を入れて行いましょう。

熟睡するためのツボ

内関……手のひら側の手首中央から、3cmほどひじのほうに寄ったところにあります。ここを指圧します。

労宮……手のひらのちょうど真ん中。手を握ったときに中指があたるところにあるツボ。

隠白・大敦……寝つきをよくするツボと同じ。

体調のリズムを整え、眠りやすくするツボ

安眠……文字どおり安眠できるツボ。耳たぶの後ろに出っばった骨があります。この前方と後方に安眠のツボがあるのです。人さし指と中指をそろえて押すと、両方のツボを同時に指圧できます。

失眠……足の裏にあるツボ。位置は、足の第1指とかかとを結ぶ線と外くるぶし、内くるぶしを結ぶ線が交差するところ。硬いところなので現指
で指圧するほか、げんこつでたたいて指圧します。ドライヤーをあてて温熱刺激を与えてもよいでしょう。

先の「安眠」は脳神経を直接刺激し、頭の中の血液を少なくして頭を冷やし、「失眠」は足元を温めます。「安眠」と「失眠」を両方刺激すると、「頭寒足熱」の効果で、より安眠できます。

神門……手竹の横じわの小指側。脈を感じる場所にあるツボです。

湧泉……足の裏の第1指と第2指の間から中心に向かって5~6cmのところで、上踏まずのあたりにあります。中央部に硬い筋があるのが特徴です。 

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