快眠と快眠グッズ


ツポを刺激して、ぐっすり眠る

指圧や鍼、灸などでツボを刺激することによって体はリラックスし、心身ともに休まります。東洋医学では、人間の体は「五臓」(肝、心、肺、胃、牌臓)と「六腑」(胆、小腸、肖、大腸、膀胱、三焦)によってコントロールされていると考えられています。その五臓六腑を流れるエネルギーの道を「経絡」といいます。また、その流れが悪くなりやすい場所を「経穴」といいます。この経穴がツボです。

エネルギーの流れが滞ると、肩こりなど、いろいろな症状が体に現れてきます。ツボ療法とは、滞った流れをスムーズにするために「経穴」に刺激を与えることです。

全身では14の経絡があり、この流れに沿って365か所以上のツボがあります。体の構造とツボとの関係は、古くからの経験と研究によって明らかになっています。ツボの道に沿って、圧力を加えたり(指圧)、温めたり(灸)、鍼を刺したりなどの処置をします。


気持ちを鎮め、眠りを誘う快眠グッズ

安らかに眠るには、心を落ち着かせ、ゆったりとした気分でいることが大切です。心からくつろいでいると、リラックスした状態になり、右脳からアルフア波が出てきます。ここではリラクゼーション効果の高いといわれている快眠グッズを紹介します。眠る前のひとときを上手に使えば、深
い眠りの世界へ導かれることでしょう。

ハイテクで眠る

スリーヒー(ホーマーイオン研究所) スリーピーを頭にっけると、人間が眠りにつくときと同じ川波数の、弱い電流であるパルス波が頭部に流れます。この働きによって、眠りを支配している交感神経の高ぶりが抑えられ、自然に眠りやすい状態にするといわれています。この電気睡眠導入器は緊張して眠れないときや睡眠のリズムが狂ってしまったときなどにとくに効果を発抑することでしょう。アルコールや睡眠薬と違って、習慣性がないとされています。 


寝苦しい夏の夜を乗り切る快眠法

夏は眠りが浅く、朝早く目覚める

蒸し暑く寝苦しい季節―夏。なかなか寝つかれない上に、エアコンのかけすぎなどで、体がだるく、体調がすぐれないのもこの季節です。

夏は日の出が早いので、強い光、急激な温度上昇、鳥の鳴き声など、外界の刺激量が増えます。そのため、朝方に眠りが浅くなったり、早く目覚めてしまいます。

夏場に寝返りを打つ回数が増え、睡眠も浅くなっていることがわかります。

エアコンは眠りにつくまでの間だけ

人が蒸し暑さを感じ、不快感を覚えるのは気温が30度、湿度が80パーセント以上といわれています。気温が高いよりは、むしろ湿度が高いほうが寝苦しさを感じるようです。

エアコンは蒸し暑さを素早く解消しますが、使い方を誤るとかえって体調をくずす原因になってしまいます。とくにつけっぱなしは、翌朝体がだるくなるなどの弊害が出るので要注意です。使用する場含も25~28度を守り、極端に冷やしすぎないようにしましょう。

人が眠りにつくと、部屋の中で人間の動きがなくなり、冷えた空気は部屋の下のほうに漂うようになります。ですから、昼間よりも設定温度を高めにする必要があります。

タイマーがついているものは、寝つくまでかけて、自動的にストップさせたり、除湿装置だけを使うなど上手に利用しましょう。


冷え症で眠れない女性の方へ

寒い夜にふとんに入っても、足が冷えてなかなか眠れないという経験はありませんか。さまざまな体の不調を訴える「不定愁訴症候群」の症状の中に冷えがありますが、これは病気とはいえないものです。

冷え症は何が原因で起こるものか

人間の体の動きを支配する神経には、脳脊髄神経系と自律神経系があり、冷え症が関係するのは血液の循環を調節する自律神維系です。

自律神経系は、血管を収縮させて皮膚温を下げる交感神経と、拡張させて皮膚温を上げる副交感神経とに分かれています。通常、私たちの体温はこの両方の神経のバランスが保たれていることにより、安定しているのです。

しかし、冷え症の場合、副交感神維がよく働かず、手足などの末梢部にト分に血液が運ばれてきません。したがって、熱ほが体の深部から運ばれないため、手足の皮膚温が他の部分よりも低いままとなってしまうのです。

また、冷え症はホルモンとも無関係ではありません。ホルモン中枢のある視床下部では、自律神経もつかさどっているため、更年期などでホルモンのバランスをくずすと、血管の収縮と拡張がうまくいかなくなり、それが冷え症の原因にもなる場合があります。

さらにストレスとも関係があります。自律神経やホルモン中枢は、ストレスの彫響を受けやすいからです。

ストレスが引き金となってホルモンのバランスがくずれ、病気になるのと同じように、冷え症もまた複数の原因がからみ介って起こります。 


安眠効果があるといわれる民間療法

昔からの経験から生まれた療法

やけどをしたときには、ジャガイモのすりおろしたものをすぐつけると治るなど、昔からいい伝えられてきた民間療法がたくさんあります。いわば、「おばあちゃんの知恵」です。近代医学のようなはっきりした効果の裏づけは少ないものの、災い経験の中から生まれた民間療法は一度は試してみたいものです。

やはり昔から不眠症の人がいたのでしょう。眠りを誘うためのさまざまな民間療法も伝えられています。


不眠症には漢方薬も効果がある

生薬からつくられる漢方薬

漢方薬は、3世紀初頭の中国で張仲景によって著された『傷寒論』を集約した『神農本草経』に基づいて処方された生薬です。

現在の西洋新薬が化学的につくられるのに対して、漢方薬は植物の樹皮や根などのほか、動物、鉱物を用いてつくられます。

漢方薬と西洋新薬の違いは、漢方薬は何種類かの生薬を組み合わせて用いるところにあります。 漢方薬は、副作用の心配も少ないので、安心して使えます。しかし、個人の体質や症状に合わせた細かい処方が大切なので、漢方医など専門家の指導が必要です。

体力があるか、ないか、どんな症状があるかなどを詳しく診断したうえで処方してくれます。

虚煩不眠と煩噪不眠

漢方では不眠もその状態により、虚と実に分けて考えます。過労、病気などで体力が衰え、そのためにかえってのぽせて眠れなくなる状態を「虚煩不眠」といい、興奮気味で頭がさえて寝つかれない状態を「煩躁不眠」といいます。

それぞれの状態によって、使用する薬も違ってきます。 


よく眠るための食事のとり方

食事時間にも気を配る

昼ごはんを食べた後、眠くなってきてしまって、ちょっと昼寝でもしたいなあなどと思うことはありませんか。これは、空腹というストレスが解消されたことと、午後1~3時にかけては、覚醒度が低下する日周リズムとが重なるためです。ですから、満腹になると、何となく眠くなってしまうものなのです。

では、不眠症の人が寝る前にたくさん食べれば眠れるかというと、そうでもありません。体は弛緩して眠ろうとしていても、胃腸は活発に動いているのですから、よけいに眠れなくなってしまうのです。不眠症ではない人でも寝る直前に食事をして、満腹のままで寝てしまうと、体は眠っていても、胃腸と脳は起きた状態になっていますから、ぐっすりとは眠れず、朝の目覚めも悪いのです。

逆に、床に入ったけれど、空腹で目がさえてしまって、また起き出して何か食べてから寝たという経験もありませんか。空腹というストレスによって、ストレスホルモンが脳ド垂体から分泌されるため、覚醒状態になってしまうのです。

眠りを誘いやすいいちばんよい食事時間は就寝の2~3時間前です。まだ少しだけ胃袋の中に食べ物が入っている状態です。

海外では、昼食にたっぷりと時闘をかけて充実した食事をし、夜はあっさりと抑えておくといった国もあります。しかし、日本では昔もいまも、やはり夕食がメーンになっています。

快眠を得るためには、できるだけ夕食の量を抑え、胃袋の中に食べ物が残りすぎないようにしておくのがポイントです。

冬の寒い季節は、体を温めることが安らかな眠りへ導いてくれますから、スープやうどんなど体が温まるものを少しだけとるようにします。


ナイトキャップはほろ酔い程度に

ビールなら中びん1本が適量

寝る前にちょっと一杯―欧米では、ナイトキャップといって一般的な風習になっています。確かにアルコールには、大脳皮質の働きを低下させ、精神の緊張をほぐし、寝つきをよくする作用があります。

ただし、むやみにたくさん飲んでしまってはナイトキャップとはいえません。アルコールで血管が広がってきて、血液の循環がよくなり、手足が温かくなってくるくらいが適量です。

量は、ビールなら中びん1本、日本酒で1合、ウイスキーなら水割り1杯程度。ただし、ビールは水分が多く、夜中に利尿作用が働いて、途中で目覚めてしまうことがあるので、ほかの酒のほうがおすすめです。

この量以上飲むことは慎んでください。夜、寝る前に多量の酒を飲まなければ眠れない人は、肝臓病やアルコール依存症のほうが心配です。

また、あまり早い時間から飲んでしまうと、寝るまでに酔いが覚めてしまってあまり効果がありません。寝る30分前が目安といえるでしょう。

アルコールは眠りを誘う入眠効果はあるものの、眠りを持続させたり、熟睡させる効果はありません。したがって、たくさんの量を飲むと、途中でのどか渇いて目が覚めてしまいます。アルコールの力を借りて眠るのは、本来の睡眠とは災なるものです。アルコールの量が多いとレム睡眠が妨げられ、夢を見ることも少なくなります。また、アルコールは眠りをコントロールする脳細胞に作用して、眠りが浅くなってしまうことも確認されています。


リラックスできる入浴は最適の入眠方法

ぬるめの湯にゆつくり入る

よく眠るための入浴のしかたは、寝る直前に37~40度のぬるめの湯に20分前後、時間をかけてゆっくりと入ることです。血液の循環をよくし、筋肉や関節の緊張をほぐし、新陳代謝を促し、内臓の機能を高めてくれます。

ぬるめの湯に入ることで、鎮静作用がある副交感神経がよく働き、体の緊張がほぐれ自然に眠りへと入っていけます。

風呂に入らなくても、シャワーで同じような効果を得ることもできます。やはりぬるめの湯をいつもより強い水圧にして長めに浴びるようにします。

強い水圧を体にあてることによって、血液の循環もよくなり、疲労回復に役立ちます。


騒音を防いでぐっすり眠る方法

ふとんに入ると気になる音がある

人は安静時にリラックスしたり、集中しようとしたとき、音に敏感になります。それで、寝るときになると起きているときには気にならなかった
小さな音が気になり始めるのです。

一般に男性よりも女性、また、高齢者のほうが音に敏感であるといわれています。しかし、音に対する感じ方は慣れが大きいものだけに、どの程度の音を眠りを妨げる騒音とするか、判断がむずかしいところです。(社)日本建築学会環境工学委員会が提案している標準騒音レベルは35ホンです。寝室にいる人の状況、条件により、その範囲を30~40ホンとしています。

ある住民アンケート調査では屋外の騒音が55ホンを超えると30パーセントの人が睡眠妨害を訴えています。

また、深夜の騒音の中でもトラックが通過する音のような連続的でない間欠音がとくに眠りを妨げるようです。


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